こんにちは!だいぶ久しぶりになってしまいました。

歯科医師の大場です。

 

今回は当院でも導入している唾液検査についてお話しします。

 

まず唾液検査とは何???

から入っていきたいと思います。

 

当院ではOral care社のデントカルトというものを用いています。

唾液検査とは患者様の唾液の分泌量や速度、唾液の緩衝能、どういった細菌がいるのかを

検査し、リスク判定を行うツールで、その人にあった予防のプログラムを組むことを目的として行います。

 

まず前提の唾液に関してですが

唾液には虫歯を予防する力があります。

 

唾液はまずは食べ物を洗い流してくれる力があり

さらに虫歯の菌が糖質を代謝をすることで発生する歯を溶かす酸を中和してくれます。

ただ唾液の中にも虫歯の原因菌がいることも事実です。

 

唾液は人によって様々です。

唾液が出る量も、出る速度も

中にいる細菌も人によって異なるので

そこをきちんと検査をすることで、患者さんごとに虫歯に対してのリスク判定を行います。

 

さらにそこに加えて

食生活

過去の虫歯の既往歴

フッ化物の使用の有無

歯ブラシの仕方

などを総合評価して

カリオグラムという予防判定のツールを使用し

個人にあった予防のプログラムを提案することができます。

 

このプログラムをMTM(メディカルトリートメントモデル)といいます。

 

虫歯の治療といえば穴が開けば削る

痛みがあれば神経をとり、被せ物を被せる

 

もちろん大事なことですが

これでは治ったことにはなりません。

 

虫歯の原因が取れてないので、また再発することになります。

 

以前のブログでも書きましたが

虫歯を治すということは原因を治す、改善するということです。

 

虫歯の原因は色々な要素が重なって起きるものですが

その根本は細菌と生活習慣です。

それに対しての防御因子はどのぐらいあるのか

 

こういったことを総合判断して

原因に対してのアプローチをしていきます。

これが今現在の予防歯科にあたります。

 

当院では予防歯科をご希望される方には

必要な検査、食生活アンケート、唾液検査を行っています。

 

もし現在、歯医者に行っているのによく虫歯になる

これからも自分の歯で美味しくご飯を食べたい

などの考えがある方は

1度当院にご相談にいらしてください。

おおば歯科クリニック